隣の家がとにかくうるさい!
小学生の娘2人と母親がピアノを習いだしたのか、日中から夜間まで入れ替わり弾き続けます。そして早朝4時になるとおじいさんが車庫のシャッターを勢い良く開けたり締めたりする音で目覚め、犬が散歩に連れて行ってくれるまで吠え続けます。

上の階から聞こえる連日連夜の飲んで歌っての大騒ぎ
夜になると仲間がたくさん来て、音楽ズンズン重低音、大きな歌声や笑い声、酔って飛んだり跳ねたり・・・。私は立派な不眠症に・・・。

聞きたくない音を聞かせるというのは一種の暴力
引っ越しをする前には、物件の家賃や立地などに気を配り調べますが、近隣住民の習性までは調べようがないことが現状です。
静かな住宅街に住んでいたとしても、ある日突然、常識のない家族や住民が引っ越してくるとその日からの騒音トラブルに巻き込まれる可能性が高くなるのです。ほとんどの場合、相手に注意をしてもなかなか改善してくれないとか、逆ギレをされる場合が多いようです。
「そんなことを言われたのは初めてだ」と言われ、改善してくれなかったり、
マンションの上の階の子供の足音がうるさい場合に注意をしても、
「これ以上静かにさせることはできない」としつけることもしてくれませんでした。
その結果、被害者の住民は不眠症や精神障害に発展してしまうのです。
覚えていますか?「騒音おばさん」
今から12年ほど前に「ひっこーし!ひっこーし!さっさとひっこーし!しばくぞ!」と、隣人に悪質な嫌がらせをして逮捕された事件。「騒音おばさん」と名付けられ話題を呼んだ事件ですが、これもれっきとしたご騒音トラブルが発展したご近所トラブルです。
この事件、騒音おばさんが一見悪いように思いますが、この事件の裏には驚愕な事実があったんです。
学会員を大勢集めて自宅へ押しかけたり、障害を持つおばさんの子供の話を近所へ言いふらしたり、眩しい光の外灯をおばさんの家に光が入るように設置したり、なんと早朝から布団を叩くという同じ嫌がらせをしていたんです。そしてついに怒りが爆発してしまい、「騒音おばさん」へと変貌してしまったということなんです。・・・そうです、騒音おばさんは加害者ではなく被害者だったということです。
♦このように騒音トラブルは、何がきっかけで起こるかわかりません。自ら防ぎようのないのが騒音トラブルなんです。
騒音は法律で規制できないの?
騒音に対する規制として「騒音規制法」というものが存在します。
ただし、この法律は向上から発生する工場騒音や自動車の運行によって発生する騒音などを規制する法律になっています。
ですから、日常生活から発生する生活騒音を規制する法律は存在しないということです。(例えば、洗濯機の振動音、ペットの泣き声、ステレオの音、エアコンの室外機の音など)
でも睡眠障害や頭痛など日常生活に支障が出るくらいの騒音に悩まされるようならそのままにはしておけません。
対処法としては、
- 管理会社に相談をする
分譲マンションの場合は、入居者で組織された管理組合がありそこが管理会社に委託していることが多くなっています。まずはそちらに相談をすることをオススメします。
- 自治会長さんに間に入ってもらう
騒音トラブルの場合、相手と直接話し合うと喧嘩のようになって話が進まない場合があります。場合によっては自治会長さんに間に入ってもらうことも良いと思います。
- 警察へ通報
公務員の制止をきかずに騒音を出し続けている場合は、軽犯罪法違反となりますので警察官から注意をしてもらうことができます。
- 弁護士へ相談
我慢出来る限度を超えた騒音=不法行為成立となりますので、不法行為が成立すれば相手に対して行為の差止めや損害賠償を請求することができます。
- 引っ越しをする
最終手段としては引っ越しです。解決せずに長引いてしまうと睡眠障害だけではなく体の至る所に不調をもたらしてしまいます。お金はかかってしまいますが、引っ越しを考えるのも一つの手段かもしれません。
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人生の3ぶんの1を占める重要な睡眠を邪魔される騒音は長引けば長引くほどストレスになります。
人によって「うるさい」と感じることは違います。出している音が騒音だと思われていることに気づいていないケースもあるのです。我慢できない場合には、まずは管理会社や自治会に相談をして対処してもらうようにしましょう。