後継ぎがいない仏壇や永代供養と墓じまい

永代供養と墓じまい

 

少子高齢化の加速により後継ぎがいない仏壇事情や、長男が県外で就職している(Iターン就職)等の理由により墓じまいや永代供養へ移り変えている方が今本当に多くなっています。

 

住職さん曰く、自分の孫の世代の時にお仏壇やお墓の管理で困ることがないように今の内にしておく方が息子や娘夫婦なども先々困らなくて済むからそこまで考えて対策を予め講じておく方が良いと言っていました。

 

後継者がいない実家なども「長男が実家を継ぐ?継がない?どうするか迷った時の戻る確率」でもご紹介していますが、後継ぎが居ても実家を継ぐ確率は50:50です。

 

先のことは分からないからこそ親が健在の内に「終活」としての実家の仏壇事情から実家の修理やメンテナンス、そして実家の相続問題なども掘り下げて考えておく方が無難です。

 

今回は実家の後継ぎがいないときの仏壇や墓じまい、永代供養なども含めての事例を含めて解説しているので参考にしてみてください。

 

後継ぎがいない実家の仏壇はみんなどうしている?

 

実家の後継ぎ、継承者が居ないことで仏壇は今度どうするんだ?というご家庭がたくさんいます。

 

特に地元を離れて県外で就職(Iターン就職)している息子さん(娘さん)をお持ちのご家庭では特に悩ましい問題ですが全国的に見ると珍しい話でもなくよくある話です。

 

そのような境遇のご家族の実家の仏壇は、実家の仏壇は大きすぎたり「仏壇の引っ越し」や「仏壇のお洗濯や修理」などの余分な費用が掛かったりするなどの問題もあります。その他にも洋風の住まいに実家の仏壇が合わないなどの理由から実家の仏壇はお寺さんに霊抜きをしてお焚き上げしてもらってから長男の住まいなどに洋風の仏壇を購入して新たに管理しているケースが増えてきています。

 

親戚などに頼むご家庭もありますが、後々更に困るので後継ぎがいない仏壇はお仏壇屋さんで処分してもらったり、引き取る。引き取り手がない所は自然と無縁仏になどの選択肢に分かれてきます。

 

このように先々困る問題を抱えているのであれば一日でも早い段階で納骨の問題や位牌などの問題をクリアにしておくことは大事なので一度お寺さんに相談してみるのもよいかと思います。

 

見落としがちな実家の建物のメンテナンス費用と実家の不動産の相続

 

後継ぎがいない時の仏壇問題の他に、実家の建物の管理なども実は大きな問題になってきます。

 

相続による実家の相続税に固定資産税。住んで居なくても近隣住民や安全の為に必要な建物の管理やメンテナンスなど以外に放置していてもお金がかかる問題です。万が一に備えた火災保険や倒壊の保険などにも加入しておかないと不慮の事故等の際に手に負えない状況になるからです。

 

だから後継ぎがいない仏壇のある家庭は、必然的に空き家になる可能性が高い家となるので「田舎の古い家でもキャッシュを生み出す方法」でも紹介している対策を利用する方が増えています。

 

そして後継ぎがいない=墓主も居ない

 

となり、墓じまいをして永代供養を利用する方が増えています。

 

関連コンテンツ:誰も住んでいない空家のお仏壇の管理はどうすれば良い?実家の仏壇事情

 

墓じまいと永代供養へのシフト

 

お墓は必ずしも必要ではありません。お墓を管理してもらうなど可能ですが多くは孫の代のことまで見越して少子高齢化の今、永代供養などにシフトしているのが現代の傾向でもあります。

 

後継ぎが居ない実家では、生まれ育った土地のお寺で永代供養(屋内納骨堂)してもらいお仏壇は長男の住んでいる家でコンパクトでモダンな仏壇を祀る様になってきています。

 

地方で育ち、都心で就職しているご家庭などはこのようなスタイルになることが多く、納骨の骨も可能な限り少なく(喉仏のみ)などにして納骨堂にも複数入れて管理できる様にしている方もいるようです。

 

このようなことも含めて、現代社会の少子化が顕著になってきているからこそ終活の話題もよく耳にする機会が多くなってきていると思います。選択する人が多い内にこれらの問題に関わっておくことが大事なことなので、また今度話し合おう!

 

という悠長な考えをしているとあっという間に数年立ってしまいます。

 

残された家族が困らないように、そして祖先の供養の継承者を絶やさない為にも着手して考えておきましょう。

 

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