まず最初に今回台風19号が直撃し、壊滅的な被害を受け被災された皆様方に心からに心からお見舞い申し上げます。
そして当サイトとして出来る支援として、浸水してしまった家屋の復帰に役立つ情報をまとめていますので復旧に役立てば幸いです。そして復旧にはたくさんの苦労も有るかと思いますが、一日も早く平穏な生活に戻りますことを心からお祈りしております。
それでは、浸水してしまった家屋の復旧までの道のりについてご紹介させていただきます。
浸水してしまった家は建て直さないともう住めない?家電も家財も全部処分しないといけない状態になってしまった時に知っておきたいことについて解説していきます。
ちなみに結論から行くと床上浸水した家でも住めます。(1にも2にも、とにかく木造住宅であれば、自然乾燥が何よりも大事になります。)
全壊や半壊などをしてしまえば保険や救済措置を利用して立て直す必要が有りますが、倒壊などをしていないケースでは「洗浄~乾燥~消毒」が一般的な流れとなります!
現状では、復旧の目処も立たない状況かもしれませんが、必ず復旧するので力を合わせて復旧に向けて一歩ずつ前に進んでいきましょう!
浸水被害にあった家屋の対策方法
住宅が浸水被害にあってしまった時には住宅も車もまずは電気などを使用しない事が第一です。
水が引いても浸水した家や、浸水した車は水が引いても使用すると電気のショートによる火災の危険性があるので充分に気をつけてください。(※ブレーカーを落とす)
浸水被害を受けた家屋の7つの応急処置
- 躯体が被災しているなら家の中には入らないようにする
- 近隣の電線やガス漏れ、自身の住宅のクラックと隣接する住宅のクラックの有無を確認する
- ガスの元栓を締める・ブレーカーを落とす
- 家屋の中に入る場合には、ドアを閉めずにすぐに避難できる状態で入る
- 天井や壁部分に水が入っている場合は、穴をあけるなどして水が抜ける状態にする
- 窓を開けて住宅の換気をする
- 泥を掻き出す
家屋の応急処置よりも大事な自己ケア
そして何よりも浸水被害にあったときには、被災生活での疲労や不安の蓄積によるストレスが溜まりやすい状況にあるので、自分自身のケアとしっかりと取り、ご自身のご家族を守ることが何よりも大切になります。
浸水被害にあった家屋の修復までの道のりですべきことは無数にあるので、しっかりと自分自身をケアしながら対策をしていくことが重要になります。
浸水被害にあっても一番に大事なことが自分自身の身を守ることです。そして災害後のストレスや避難生活の環境変化等も含めて健康被害に合いやすくなるので自分自身と家族のケアを優先して睡眠をシッカリ取るようにしましょう。
浸水被害にあった時に必要な2つの手順と必要なもの
1:そして各市町村で被災の支援措置を受けられるようにするための罹災証明書(りさいしょうめいしょ)「災害の被害を証明する書面」の発行をしてもらいます。
罹災証明書が有ることで、被災生活の債権資金や義援金の給付、公共料金や保険料金の減免、災害援護資金などの融資、仮設住宅や住宅の応急修理などを受けられます。
被災生活が続く可能性も有るのでまずは災害状況を写メで撮っておくと◎です。
2:床上浸水した家は水が引いていく時に同時に水で洗浄することが可能であれば(水道が使えれば)水の引きに合わせて洗浄することで、復旧までのうスピードが格段に全く変わってきます。
家中の窓を全開開放してから屋内に侵入している土砂や泥などを掻き出しながら、家財も同時に屋外に出していきましょう。
そしていち早く床板を剥いで基礎部分から躯体部分の「洗浄~乾燥」をして消毒の段階に早く進めるようにすることが復旧までの時短となります。 壁材などは行政処理の廃棄場所に出来るだけ早く持っていく事で、後々の処分費用などをカットすることが出来るので早め早めの対応がキモとなります。
家財も床板も全て洗浄から消毒までしなくてはダメなので処分か消毒かの判断ルールを作ることも大事です。
浸水した家屋に対する保険の適用についての解説
罹災証明を発行してもらうことで減免措置や、被災生活の様々な支援を受けることが出来る他、住宅の復旧に向けての融資なども受けられるチャンスが増えます。
ですがそれよりも、掛けている火災保険等で浸水被害にあった家の保障をしてもらうことができればいち早い復旧が望めます。
そこで、浸水した家の保険について解説していくので参考にしてみてください。
台風による水害による火災保険での補償範囲
火災保険の中に水害(災害)保障が入っている方は建物や家財道具が損害を受けていれば保証を受けることが出来ます。
水害で保障体操となる災害の種類
洪水 | 台風や大雨により河川の水量が増して発生した洪水による被害を補償。ゲリラ豪雨や台風による床下浸水被害を含む。 |
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土砂崩れ | 台風や豪雨などによる土砂崩れなどによる被害補償。河川の土砂や土石流なども含む。 |
高潮 | 台風や大雨の影響による海水被害、浸水被害にあった場合の補償。 |
保険会社によって異なりますが、火災保険の水害補償により保証されるものは以下のものになります。
建物 |
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家財 |
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屋外 |
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※1 保険会社によって、適用される対象物は異なりますので加入されている保険会社にお問い合わせ下さい。
※2 貴金属や宝石、美術品は30万円を超えるものが対象となります。
>>保証対象にならない時は住宅査定で財産価値を把握しておきましょう
床上浸水したら建て直すという選択肢しかない?
床上浸水してしまうと、どうしても匂いが残ってしまうので保険適用などがある場合には建て直しなどを行う方も居ますが、通常建て直しまで行う方は少なく保険適用内の修繕(リフォーム)でとどまるケースが一般的です。
「洗浄~乾燥~消毒」をいう一連の流れをキチンとすることで匂いなども抑えることが出来ますが、床板を早い段階で退けて引きに合わせて「洗浄~乾燥」を行うことが何よりも大事なことなので心かげておきましょう。
床上浸水してしまうと絶望的になってしまいますが建て直し以外にも、「洗浄~乾燥~消毒」を行い、床下の乾燥をシッカリと行っていれば住宅としての寿命も果てることなく全うしてくれるので選択肢は十分にあります。
まず自分自身と家族の身を守りながら近隣住民の力も借りながら一日でも早い復旧が出来るように強い意志を持って行動していきましょう。
ゲリラ豪雨や水害などの不安が残る地域なら引っ越しも視野に!
近年の地震やゲリラ豪雨なども影響で浸水被害も多発しています。何度浸水しても手入れをして住み続ける方も居ますし、家電から家具まで何もなくなってしまっても復旧させることは可能です。どんな状況でも復旧させることは可能ということです。
床上浸水までしてしまった地域は今後も浸水してしまう可能性は高くなってしまいます。そんな中、復旧して住み続ける方と、住宅を売却して引っ越し先で住宅を購入したりする蓋パターンに別れます。
繰り返す浸水被害で不安が残る場合などは住宅の価値を無料で把握し、それでもその場所に居続ける必要があるのかどうかを見極めてから「居続けるのか?引っ越しするのか?」という選択をするのも良いかも知れません。
昨今の台風やゲリラ豪雨などをみていると、全国のどこに居ても災害のない地域というのはない様にも思えます。
そんな中で、生活を再建させる中での選択肢として浸水被害にあった住宅の価値をしっかりと知って生活再建までの道筋を立てることは大事なことです。
確実にご自身の所有物件の価値を把握して、その先に役立てて下さい。
※うまく活用してみて下さい