昨年、あり得ない住宅問題が起こりました。
隣の土地に設置されている太陽光パネル1296枚の反射光によって自宅が照らされ室内が猛烈に暑くなり熱中症になったとして、その家族が提訴しました。
リビングが驚異の40度に…
午前中はまだ良しとしましょう。
でも正午過ぎになるに連れて室内の温度がどんどん上昇…
調べてみると、8月の1ヶ月の間にリビングの室温が40度を超える日がなんと20日間。
50度以上になる日もあり、52.2度にもなる日もあったという。
その二日後、奥さんが熱中症で倒れ、ご主人も数日後に熱中症になったそう。
このご家庭に赤ちゃんや高齢の方がいたら大変です。
太陽光パネルのせいで毎日エアコンを使ってお金をかけるのも何だか腹が立ちますしね。
設置側は「撤去する権限がない」
これだけ訴えているのに、「撤去する権限がない」と全く対処する姿勢が見えないとどんどん腹が立ちますね。
弁護士によると、「こうした訴訟では、被害を受ける側がどれだけ我慢できるかという受忍限度をどう判断するかが非常に難しい」と指摘。
それって、住民側が我慢するしかないの!?って感じですよね。
通常、パネルの設置の際には住民説明会を開催するそうです。
今回のケースも、事前に住民説明会があり、設置前後に13回も近隣住民と面談をしたようです。
その時に「パネルの角度は15度に設計しており、反射光は天空に逃げる」とされていましたが、実際に設置してみると、反射被害があったため、パネルと男性の自宅の間に植栽をし、遮光ネットを設置する措置もしたそうです。
それでも、反射光は入り込む。
それ以上は、設置側ももうお手上げ。
そのイタチごっこでこの問題が起こりました。
隣近所に、太陽光パネルが設置されるのならば、
「反射光が自宅に差し込む角度」
「いつ光が差し込むのか」
「どの程度の時間継続して入り込むのか」
などと言った具体的な状況を提示しなくてはいけないようです。
太陽光は日本にはなくてはならないエネルギー
トラブルが起こってしまいましたが、太陽光は資源の少ない日本にとって大切なエネルギーです。
迷惑な施設だと思われないためにも、設置者と住民がお互いに理解し合うことが大切になってきますね。
このようなこともあるということをしっかりと把握しておいてください。