長男は実家を後々継がなくてはならないので、家を建てて出ていく事に関して親族からはあまり良いようには言われない方が多くいます。まさに現代のあるある話です。結論から行くと長男が実家に戻る確率は40:60と言えそうです。(帰れないが少し多い傾向にある。)
良い悪いというものはなく、自分自身の幸福度が優先です。
長男が家を継ぐという時代は変わりつつあるので、その出した答えが「帰らない」でもそれも仕方ないことです。
完璧な判断と言うもの自体無いので、現状の選択肢の中で自分自身が幸せを感じる選択肢が最善(最適)の選択肢かと思います。その選択肢がもし最適と親兄弟に思われないこともあるかもしれません。
実家に帰らないといけない、戻らないと困ると言われる…
実家に帰らないと言う選択肢を選ぶと本当にたくさんの問題があります。
単に相続の問題で「相続時の不動産相続税の把握」などの最低限の知識も必要ですし、「相続不動産税が払えない問題」なども前例も含めて把握しておく必要があります。
「実家には帰らないし空き家になるからという理由で売却する」人もいますし、「親に借金がある時には相続放棄」もありますし、実家の相続にまつわる問題は多く、結果的に空き家の問題に繋がるっているのがニュースでも度々取り上げられていますが主流の問題です。
そして両親の世話にしても、介護などのことも含めて同居していても、離れていても「どうする?」という問題は変わらず、帰らないといけない時には帰らないといけないし、帰れない時は帰れない。
そこで議論になっても
- 「歩み寄れば、解決の糸口も見つかる」
- 「干渉すれば、干渉される」
- 「どこにいても、親子は親子」
- 「実家を継がなくても、血縁は途切れない」
- 「帰らなくても、受け継がれるものはある」
そういうものではないでしょうか。
周りの意見や親の意見ももちろん尊重する必要はあると思いますが、
一番大事なことは自分がどうしたいか?
という事なので実家を継いでも、継がないでも、同居しても、同居しなくても
あなたの人生なのでまずは自分の幸せを優先することのほうが大事です。
長男が実家を離れてマイホームを建てる例は数多くある
長男が実家を離れてマイホームを建てる事例は多くありますが、多くの場合は両親がなくなった際には空き家になってしまうので、
- 賃貸にする
- 空き家対策で売却する
- 次男や離婚した兄弟に譲り渡す
などの選択をする人が多く、自分の実家を放置にしておく人は危機管理や犯罪に利用されたりすることが懸念される時代なので、どうやって自分たちが生まれ育った実家、両親が残してくれた実家を有効に使えるのか?
と、選択肢の幅を自分たちが変えることだけに固執せずに考慮しているご家庭が多くあるようです。そのような選択をしている年齢層も30代から60代と年齢幅も広く、高齢化社会に突入する準備として売却を選択したりする人も増えています。
だから、今までは〇〇だったからこれからも〇〇にしないといけない。
という考え方自体が古く、自身の生活の幅まで狭めてしまう可能性もあるので自分たち家族の幸福度も含めて解決してみて下さい。
何と言っても、もう長男が実家に帰るのが当たり前の時代ではないことだけは確かな事実でしょうね。
自分の親族の為の最善の方法を熟考しておく必要性
だからこそ長男がマイホームを立てて住宅ローンの支払いをしながら、実家の相続税の支払いをしたりすることが負担にならないのか?
相続後の住宅保険や税金などの維持管理の費用のことなども親であるあなた自身が調べて教えてあげておく必要があります。
そしてそうならない為に自身の家の不動産価値を予め知っておいて、良いタイミングで売却する様に指示しておくことも、まだまだ相続問題など頭にもない息子の親としての大事な仕事の一つなのかもしれませんね。
