不動産業界の悪しき習慣。本来あってはならないことが横行している実態を暴きます。
最初に言っておきますが、マンション売却の際、いいお客になるな!面倒な客になれ!です。
あなたのマンションは売れるはずの価格から2割以上も安く買い叩かれている?
一括査定はどこよりも高い価値を付けてくれる会社を見つけてくれる便利なサイト。のはず。
それが現実は2割以上も安く買い叩かれる現実がある!?
以下、私の経験を書きます。
自分の所有するマンションをネットで一括査定し、当然のように一番高い金額を提示した大手の不動産会社に専任媒介で売却の依頼をした。
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他の不動産会社は今回は縁がなかったという事で。
この時点で他の不動産会社には頼みません宣言をした(専任媒介というのはそういう意味)ので私はひたすら買い手を探してくれるのを待つしか無い。
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一方、専任で仲介を引き受けた会社はまず私の物件をレインズ(不動産流通機構)に登録。
レインズは日本中の不動産業者が見ることができるサイト。
日本中の不動産業者が見れるサイトなので、どこから買い手が来てもいいことにはなっているのだが実際は…。
別の不動産会社が検討したい客がいることを専任の業者に連絡しても「商談中」と言って案内をさせないと言う。いわゆる「囲い込み」。
囲い込みは禁止されているにもかかわらず横行している実態があり、大手であろうと中堅であろうとあからさまにやっている現実があるという。
売り主の心理をついた焦らし作戦にひっかかるな!
あれ…?そう言えば全く○○不動産から連絡がない…。買い手がいないのか?と弱気になる。
早速問い合わせてみると
■営業「都内のマンションでも市況が悪いみたいで、この価格では売れませんねー。」
●私「そうなんですか?」
■営業「○○○○万円ならすぐに買うという業者はいるんですけど、どうですかね?」
●私「ちょっと考える時間をください」そう言って電話を切った。
今まで連絡をよこさないでこっちから連絡したら、価格交渉をしてきたことが妙にひっかかったていた私は、
「2割減がねーだろ」と全く納得がいっていなかった。
コレが不動産会社に横行している習慣
不動産会社から私に連絡がなかったのは買い手が見つからなかったのではなく、焦らされていたのだ。これを業界用語で「干す」と呼んだりするらしい。
専任業者(私が依頼した不動産会社)とつるんでいる他の不動産会社が私の物件を安く買い取る
(私からも買い手からも仲介手数料を取る魂胆)
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買い取った不動産業者が2割以上の利益を乗せて私の物件を売りに出す。
そして専任業者が今度は本当に買い手を探す。
買い手がうまく見つかれば買い側からも仲介手数料が入るというワケだ。
不動産会社の言いなりになるな!面倒な客になれ!
不動産会社の売買営業の基本給は低く、その分歩合で頑張れば給料がよくなる仕組み。
だから仲介手数料を取れる所から取って自分の売上に反映させたい狙いが見え隠れしている。
しかしこれを業界全体を取り巻く習慣だと黙って見ている訳にはいかない。交渉の技術を磨いて欲しい。
自分から不動産会社に連絡した時に、市況を理由に希望価格より2割り程度引き下げられたらその営業を疑うべき。
「市場の相場や動向がこの数ヶ月でどのように変化したのか?」理由を尋ねてみるべきた。
納得できる答えが返ってこなかった場合、干された可能性もあるので信用できない営業マンということで、
媒介契約をキャンセルさせる事も可能。
これ以下の金額では売却しないという契約をしておくべき。
大手の不動産会社は確かに安心感はあります。しかし実際は営業マンを見て決めろ。と言われる業界です。
誠実な営業マンは必ずいます。親身になって丁寧に自分の家を売るかのように最後まで責任を持って売ってくれる人もいます。
市況などまめに連絡をくれるとこちらも信頼関係が築けるようになるので、営業マンもちゃんとしないと!という意識を持ってくれる。
仲介手数料で一儲けしたいと考えているゲスな営業マンに当たらないように。