マンションを高く売るコツとして言えることは、複数の不動産業者に査定を依頼し、「相場を知る」ということです。
その理由は、各不動産業者によって、1割程度の違いが出てくるからです。1割というとあまり大したことが無いというイメージかもしれません。100円のものなら90円。1割高くなったとしても110円ですものね。
でも、それがマンションという大きな金額なら話は別です。
3000万円なら1割は300万円なんですから。
この金額は無視すること出来ないですよね。ですから納得がいく金額にするには妥当な金額をまず知っておくことが重要なのです。
違法業者には注意!
不動産業者の注意点についてよく知っておく必要があります。
まず前述したように複数の会社に査定を頼むことが大切なのですが、高すぎる査定金額に要注意です。
査定結果は必ずその金額で売れるというものではなく、あくまでも可能性の話であり曖昧な部分も含んでいるのです。要は適当な金額を提示することもできてしまいます。
そして悪質なところですと高額の査定額で興味を惹きつけておき、実際に依頼する時になったら金額を下げてくることがあります。その為、あまりにも高い査定金額になった時には鵜呑みにしないように気を付ける必要があります。
次に売却に関する諸費用についてのウソですが、仲介手数料を誤魔化されてしまう恐れがあることです。計算が複雑でもありますので初心者からするとよく分からない算出方法になっていることがあります。ですから払い過ぎになってしまう可能性もありますのでしっかりと内訳や計算方法について確認してみることが大切です。
マンション査定に影響することとは?
査定はマンションを売ることに関してとても大切なことです。どんなことが影響してくるのでしょうか?
- 立地
最寄り駅から近いほうが査定額は高くなります。車移動の多い地域では敷地内に駐車場があるかどうかも重要です。
- 周辺の環境
マンションの近くに、スーパーや学校、保育園があると有利でしょう。
- 築年数
1981年以前に建てられたマンションは耐震工事をしていない物件が多いので査定が低くなるでしょう。
- マンションの方角
高層階や角部屋、南向きにベランダがあると有利になります。同じマンションでも方角によって査定額は大きな違いが出てくるでしょう。
査定比較をして、一番高く査定額を出してくれたからと言って安易にそこを選んではいけません。2500万円と言われたとしても、「メンテナンス状態が悪いので1800万円が妥当でしょう」と売り出し価格決定する時点でも平気で言ってくるところもあるのです。
ですから、「売り出し価格もその値段になるのか?」ということをしっかりと聞くようにしてくださいね。